作家研究:日本2

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クラクラ日記 (ちくま文庫)
坂口安吾の奥さんの回想録です。 著者は政治家の息子とままごとのような結婚生活を送り、子をなしますが、本人の望みで離婚して実家にいました。安吾と出会い、子供を捨て、生活を始めます。 それまで、女性との......
坂口安吾 百歳の異端児
わかりやすくすっきりした内容とはなっていないし、え?なんでこの作品は語らな いの?という箇所もいくつかあるけど、坂口安吾とは何者か、ということを著者出 口氏が四苦八苦しつつ格闘して書いた本。出口氏は......
評伝 坂口安吾―魂の事件簿
今まで数々の坂口安吾にまつわる著書を読んできたけれど、ここまで刺激的な本は無い。七北氏の切り口が安吾初心者にも、安吾フリークにも興味をそそものではなかろうか。新たな視点で安吾を読み解く手段にはもって......
日本文学にみる純愛百選 zero degree of 110 love sentence
「冬ソナ」しかり、「セカチュー」しかり、「愛ルケ」しかり…。とかくこの世は〈純愛〉だらけ。でも〈純愛〉ってホントはどんなもの? ってな訳で、そんな疑問に答えてくれるのがこの本。〈純愛〉ブームも〈純愛......
島崎こま子の「夜明け前」―エロス愛・狂・革命
こま子伝としては面白い。が、余計な部分が多すぎる。また66p、「藤村はこの段階で本格的に結婚を考えていたことはまず間違いない」として、小説「明日」を例証として引用しているが、これは後に書いてある通り......
北原白秋
日本語の美しさを再認識しようと言う風潮が起こり始めているようですが、白秋の詩歌や、童謡の中で紡がれた言葉は圧倒的な輝きを持って私たちを幻惑します。言葉に酔うことを体験します。柳川の豪商の虚弱な長男と......
名作童謡 北原白秋100選
赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い。赤い実をたべた…童謡集『とんぼの眼玉』に収録。初出は1918年10月号の「赤い鳥」。白秋によれば、この詩はわたしの童謡の本源である、という。こういう単純明快さこそが詩の......
ピカレスク―太宰治伝 (文春文庫 い 17-13)
作家と評論家…その狭間に身を置き、ジャーナリズム界に独自の位置を占めていた時期の猪瀬直樹の代表作と言えよう。太宰や井伏それ自体を論じるのでなく太宰や井伏を通して昭和初期の「文学」の背景を追ってゆこう......
文豪ナビ 太宰治 (新潮文庫)
このキャッチコピー、表彰もんだとわたし思います。わたし、なぜこの本を読んだか。ある人に「ダザイなんて暗くてよめない!」て私、言ってしまった訳です。ある人はニコっとわらって私に小冊子を渡し、平成の女性......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
太宰治 新潮日本文学アルバム〈19〉
なにげなく東京・三鷹駅近くの陸橋に散歩に出かけた。後で東京都三鷹市のホームページを見たら、その陸橋に太宰治がマント姿で映っている写真がある、という。太宰治が東京の三鷹に住んでいたのは知っていた。が、......
太宰治 弱さを演じるということ (ちくま新書)
これまで主流だった太宰治論においては、「罪の意識」が太宰文学全ての根底にあるとされてきた。罪の意識ゆえに一人苦悩する無垢な男、「無垢ゆえに世間の思惑に利用され、排斥されていく一人の殉教者―その背後......
転形期の太宰治
昭和十年前後の太宰治の小説作品、「論じた」であるとか「分析した」であるというよりは、正しく「読み解いた」というのが似つかわしい、批評性の高い一冊。山崎は、標題にも冠された転形期という時代に、文芸評論......
澁澤龍彦の古寺巡礼 (コロナ・ブックス)
龍子夫人との2ショット写真や、 サングラスを外した姿など、はじめて見る澁澤の姿に ドキドキしてしまいました。 紹介されているお寺は有名なものから はじめて名前を聞く小さなお寺まで、幅広く、 純粋なガ......
ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
平安時代から江戸時代にかけての妖異譚が六つ。「ねむり姫」「狐媚記」「ぼろんじ」「夢ちがえ」「画美人」「きらら姫」。澁澤龍彦の小説のなかでも殊に魅力的な『高丘親王航海記』(1987)や短篇集『うつろ......
澁澤龍彦との日々
澁澤龍彦の思い出を、彼の妹、現在(?)の妻、過去の妻、それぞれが書いている。週刊誌的興味で、それぞれを読み比べるのも一興かも知れない。 端正でダンディな文学者としての顔、子供っぽく未熟な男としての顔......
澁澤龍彦の古寺巡礼 (コロナ・ブックス)
龍子夫人との2ショット写真や、 サングラスを外した姿など、はじめて見る澁澤の姿に ドキドキしてしまいました。 紹介されているお寺は有名なものから はじめて名前を聞く小さなお寺まで、幅広く、 純粋なガ......
週刊司馬遼太郎―土方歳三血風録/永遠の竜馬/信長のみち/「功名が辻」の世界 (週刊朝日MOOK)
週刊朝日の連載記事をたまたま見かけて、買ってみた。 司馬は取材のために全国各地を訪れ、竜馬や信長が通った道を丹念に歩いて、作品のリアリティを構築していった。本書は、その取材の航跡を追いかけるように......
ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
平安時代から江戸時代にかけての妖異譚が六つ。「ねむり姫」「狐媚記」「ぼろんじ」「夢ちがえ」「画美人」「きらら姫」。澁澤龍彦の小説のなかでも殊に魅力的な『高丘親王航海記』(1987)や短篇集『うつろ......
「坂の上の雲」と日本人
国民文学「坂の上の雲」の問題点を丁寧に解き明かした読者に親切な新刊である。「です」「ます」調の文体も親しみがもてる。 子規の幼なじみの秋山真之は対バルチック艦隊の作戦を考案しました。その兄好古......
唐草物語 (河出文庫―渋沢龍彦コレクション)
始皇帝の御世の徐福伝説、紀元一世紀のローマの博物学者プリニウス、平安時代の蹴鞠の名人や文章博士など、古今東西の人物の奇行や変わったエピソードをモチーフにした物語風のエッセー集。最初のうちはその人物......
週刊司馬遼太郎 2 (2)
司馬遼太郎さんの作品を軸に縦横無尽に広がり、 読者を裏切らない展開はこのVol.2でも顕在。 司馬さん亡き後、生まれては消えていく、幾つもの 司馬さん関連の出版物があふれるなかで、 『週刊司馬遼太郎......
「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像
明治以降、日本が戦った戦争を、曇りない目で根本から総括し直すことが大切であるとする著者は「目が覚めるような歴史の見方を提示したい」と言う。 司馬史観で描かれた『坂の上の雲』を本書はどう評価してい......
幸田露伴の語録に学ぶ自己修養法
現代は経済のグローバル化で適者生存の原理がより鮮明になっている。渡部昇一氏は、こうした時代にこそ「修養」が重要だと述べる。なぜなら、修養とは自助努力を尊ぶ思想だからだ。 幸田露伴は修養を体現した人......
絵で読むあらすじ日本の名著―1話5分で名作が読める!
先ほど読み終えました! ゆるいイラストと、読みやすくておもしろい文章が、やみつき!! 今までの他のあらすじ本とは全く違う。 文章自体におもしろみを感じるし、絵が笑える。 それなのに、しっかりと感動し......
慶応三年生まれ七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代
明治時代に少しでも興味を持っている人に読んでもらいたい本です。”漱石とその時代”ほど肩ひじをはらず、とはいってもすべて史料にもとづいた(と思われる)確かな時代描写とその時代に生きた人たちを面白く描い......
幸田露伴 江戸前釣りの世界
「幻談」が読みたくて購入しました。幻談も予想以上にすばらしい作品で、大人(たいじん)が釣りをする志というのは、かくあるべしと反省させられることしきりで、いたずらに釣果を競う普段の我々の釣りの浅はかさ......
幸田露伴と明治の東京 PHP新書 (PHP新書)
著書からの引用部分はやっぱり少し難しいけれど時にはくすっと笑えるようなところもあって幸田露伴氏の厳しくも優しい人柄が垣間見れて素敵な本でした。...
露伴と道教
なぜ幸田露伴は正しく評価されることなく、過去の人となってしまったのか?露伴の本質をより多くの人に理解してもらい現在の不当な評価をくつがえそうという著者の情熱がひしひしと伝わってくる。しかしこの企ては......
マガジン青春譜―川端康成と大宅壮一 (文春文庫)
十代半ばにしてすべての身寄りを失うという不幸な生い立ちさえも、冷徹な筆致でつづり、少年雑誌への投稿のネタにしてしまう、川端康成。父親の散財と兄の放蕩のために、若くして家業を一人で背負う羽目になりなが......
文豪ナビ 川端康成 (新潮文庫)
川端康成の生い立ちを始め、作家自身を知るには良い1冊。そして、「声に出して読みたい」のコーナーでは、彼の表現の美しさを、詳しく解説してあり、改めて「川端は良いな」と感じた。ただ、どうしても腑に落ちな......
臨床文学論―川端康成から吉本ばななまで
現実にない本の世界と本の中の主人公の心理が書かれていて勉強になりました。今まで精神分析を援用した文学研究は多かったけど、近藤氏は作家と作品(テクスト)をクライアントとして捉えようとして「臨床文学論」......
マガジン青春譜―川端康成と大宅壮一 (日本の近代猪瀬直樹著作集)
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志賀直哉〈下〉 (新潮文庫)
「小説の神様」とも称された稀世の文学者とその時代を、末弟子の深い思いで叙した「私の志賀直哉物語」後編。 夏目漱石に勧められて書き始めた「時任謙作」が、父との和解後、主題を変えて、志賀唯一の長編......
志賀直哉はなぜ名文か―あじわいたい美しい日本語 (祥伝社新書)
滋賀直哉は別名「小説の神さま」と言われている。これは彼の作品「小僧の神様」をもじったものだが、一方で昭和前半の文壇に長期に亙って君臨したことによるものである。また、彼の大事な道具のはずの日本語を放......
志賀直哉〈上〉 (新潮文庫)
志賀直哉の知遇を得て、師と仰ぎ親炙した末弟子阿川弘之が描いた評伝。評伝と言っても、主観批評をせず、事実を客観的に積み重ねる手法を取っている。「小説の神様」に畏敬の念を払うがゆえに、あえて小賢しい評......
白樺たちの大正
鴎外や漱石は(心情的に)わかる。芥川や太宰もわかる。でも間に挟まれた白樺派って、なんじゃこいつら……って感じじゃなかった?この本を読んで、やっと少しわかった。っていうか、わかるように時代的背景をきっ......
『暗夜行路』を読む―世界文学としての志賀直哉
本書は、副題からも分かるように、外国人評論家の「暗夜行路」批評が含まれている。比較文学を専門とする論者もおり、外国人作家と志賀直哉の比較も検討されているが、かなり強引な関連づけを行っている印象を受け......
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